きらきらと備忘録

感想メモとひとりごと

部屋とわたしと引っ越しと

「引っ越しをすると、嫌でもいろんなことが片付くからね」

引越し(ひっこし、引っ越し)は、人が生活する場所や活動する場所を他の場所へ移すこと、またその作業のことである。住居、あるいは企業・団体の事業所などの移動がこれにあたる。古くは宿替、転宅ともいう。

(引越し - Wikipedia)

冒頭の言葉は『恋するマドリ』(2007年公開)にて、アツコ(菊地凛子)が口にする台詞である。ふいにこの言葉が頭をよぎったのは、今“いろんなこと”を片付けたいと思っているからだろうか。

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新しい服を買わなくちゃ

最近、『はてなブログ オタク』とか『ブログ 推し』とかで検索をかけていろんな方のブログを読んでいます。

オタクという単語にかかるものはさまざまで、ジャニーズ、俳優、宝塚、観劇、その他まあいろいろ。自分の知らない界隈では「へぇ~そんなことが!」と思う内容があるし、ジャニーズファンのブログでも「めっちゃ分かる(真顔)」と「へぇ~そんなことが!」が混在しているので、ついつい見てしまいます。

この夏に放送された『だから私は推しました』というドラマも地下アイドルと女オタクの話で、毎週観ていました。うっかりハマって沼の底みたいな導入もそこからのいろいろも、状況などはかなり違えど、似たようなことはうっすら身に覚えがあるような……という内容。

世の中には言い方は違えど“推し”と呼ばれる存在がたくさんいて、今日もどこかで誰かが誰かを推しているのだなと。前にも似た話をしてましたね、私。

 

そんなこんなで“推しとオタク”についてぼやぼや考えている日々なんですが、

なんと、

トニセンのディナーショー

当選しました。

関西方面です。

ディナーショー開催のお知らせを受け「絶対行きたい……!」とは思ったものの、チケット金額や倍率や“ディナーショー”という未知の空間に対する不安、「私なんかのような新規が行って許されるものなのか」などの精神的(?)懸念事項は山のようにありました。

それでもやはり行きたくて、ダメで元々という気持ちで申込をした。申込前に森田さんの舞台の当落発表があったり(そちらも無事に当選していた)、なんとなく参ってしまっていろいろやめようかなぁと思ったりしていたら、結果メールが来るまで発表日を忘れていました。

ファンクラブからのメールが来たことには気づきましたが、きっと『残念ながら……』というあれだろう知ってるんだぞこっちは、とがっかりしすぎないように気持ちを作って終業後に確認。

二度見して頭ぶつけてむせました。

画面に踊る『当選』の文字。しかも第1希望日程。今までど平日以外で第1当選ってあったか……?ないな……?

業務的に行けるなら上旬だと考えて行けるところは申込としましたがまさか。何なら諭吉様は来年以降の出番だな……とすら思っていたのにまさか。期日までに無事に諭吉様を送り出したので、あとは諸々の準備をちゃんとしようと思っています。なんせぼっち、頼れるのは己のみ。同じようにぼっちで参加される方、いらっしゃいましたら頑張りましょうね。ディナーショー経験者の方、アドバイスありましたらぜひください。

 

最近の私はこんな感じでした。タイトルは今の気持ちです。素敵な1日にしたいのでいい感じの服を探す旅に出ることにします。

木曜日、夜風と二人のストーリー

自動車で通勤をしている。日が暮れるのが早くなり、だいぶ涼しくなったこの頃は運転席の窓を少し開けておくのが心地良くて好きだ。開けた窓から弱く入ってくる風で、だいぶ伸びてきた髪が背中で揺れたのを感じる。しばらく(私の中では)短い髪で過ごしてきていたのだが、最近また伸ばそうと思っている。理由は特にない。

運転中はだいたい音楽を聴いている。シャッフル再生で流れてきたのは甘くやわらかいボーカルで、静かな演奏と共にするするとほの暗い夕闇に溶けていく。フェードアウトしていく歌声に合わせて口ずさみながらハンドルを切った。

 

ソロ活動を始めてもう長い歌手の、この曲が好きだった。
みんなこうして、誰かとのささやかなストーリーのなかに生きているんだろうかと思うと不思議ないとおしさが心に満ちる。対向車の運転手も、自転車で颯爽と追い抜いていく学生も、犬を散歩させているあの人も、画面の中のこの人も。
友人と笑いあい、恋人と手を繋ぎ、ときどき喧嘩やすれ違いを起こしては気まずい思いをするのだろうか。そのたびに不器用に距離を縮めたり離れたりしながら紡がれるさまざまなストーリーがあるのだろうか。

さっきすれ違った人は、これから恋人の家に向かうのかもしれない。信号待ちで隣に並んだ人は、昨日の家族とのやりとりを思い出しては穏やかな気持ちになっているのかもしれない。灯りのともる玄関をくぐり、一緒に食事をして、やってくる週末の夜にたわいもない話で笑いあうのだろうか。とりとめもなくそんなことを思う。そのいくつものストーリーが、それぞれにとってしあわせであればいいなどと無責任に思う。

 

ただ相手を思い、しあわせを願う。

この曲を聴いていると、それだけで胸がいっぱいになるあの瞬間を思い出せる気がした。“思い出せる”と考える自分がひどく遠いところにいる気もした。

最近ずっと考えている。明日も明後日もその先も、私がたぶん抱え続けるのは信仰にも似た得体の知れないなにかだ。

幻想であり理想であるなにかは厄介だ。

両手から溢れて溺れてしまいそうなきらめき。

ぜんぶ好きだと笑っていられたかわいい時間。

それだけではいられないのだと分かった瞬間から、少しずつ少しずつ削られていたのかもしれない。

削られているなんて思ってしまうことで更に自分を削っている気もする。

でも私は捨てられない。捨てたくない。幕が降りるまで拍手を送っていたいと思う。転んでもつまづいても、私からとてもとてもとても遠いライトの下でそれは光を放ち続ける。名前を呼んで、手を降って、掌が赤くなるまで拍手を送り続けよう。そして幕が降りたなら、隙間から光が見えなくなったなら、静かに目を閉じて少しだけ泣いてもいいことにする。

見えなくなった光のために。ここから始まる私と誰かの別々のストーリーのために。

 

 

 

 

しばらく文章を書いていなかったので、特に中身のない1年前の下書きを加筆修正して投稿するという手抜きに出ました。今週末こそは『カノトイハナサガモノラ』の感想を書き上げたいです(希望)。

この頃の僕を語らせておくれよ

つまりは雑記、上半期の振り返兼リハビリブログです。タイトルは宇多田ヒカルさん『Good Night』より。

2019年も後半戦となり、三宅さんと坂本さんの誕生日が過ぎ、長かった梅雨も明け、トニセンの舞台が始まり、もう8月。上半期を振り返ってみると私は代わり映えのしない仕事を週5でして、平均して月1くらいのペースで劇場へ足を運び、その合間合間に友人と会ったり会わなかったりしていた。

何かにつけて、自分の将来について漠然とした不安を抱えながら過ごすことが多かった気がする。老後二千万円問題とかありますし、転職もぼんやり頭をよぎったりするし。わりと真面目に生涯お一人様を想定しているので、あれこれ考えはするものの最終的に頼れるものはお金と健康だ!!という結論に行き着きます。実際大事よね、どっちも。幸いにもここまで大きな怪我や病気なく過ごせているので、この調子であと80年くらいのほほんと過ごしたい。あと宝くじで7億円くらい当てたい(強欲)。

趣味については3月頭くらいまではさすがに出掛けられなかったのですが、それ以降はほいほいチケットを取っていた。ここまでに観たのは以下の通り。そんなに多くないですがせっかくなので感想もちょろっと書いてみる。お察しの通り大して中身はないです。

  • 『空ばかり見ていた』

森田さんのやつ。岩松さんの作品を見るのは初めてだったのですが、人によって合う合わないは分かれる感じなのかなぁと思った。私はというと…全く受け付けない感じでもないけどぴったり趣味に合うわけでもなかった。

最終的にみんな死んでしまったのか。どこがどう繋がっていたのか。どれが事実だったのか。最後まで観ても明確な答えは何も提示されない話だと思ったけど、同時に漠然と「こういうのが人生なのかもしれないな」という感覚もあった内容でした。自分の周りで起こったことの全て、見たもの聞いたものの全てに絶対の自信は持てないし、物事は他者から見れば全く違うように捉えられることもしばしばある。他人から見える自分も、自分から見える他人も、側面にしか過ぎないのだ。あまりに不確かな日々の中で、上を向いて、手を伸ばして、それぞれがそれぞれの信じる幸せを求めてあがいていくしかないのだろうなと思いました。

 

  • 『在庫に限りはありますが』

橋本淳さん(『君が人生の時』のトム役をされていた方)が出ていると知ったので。あと設定に興味をそそられた。かわいいわんこのトム(※個人の感想)しか知らなかったので、正直この舞台での橋本さんがめちゃめちゃ怖かった。割と引きずってた。先日テレビで放送されていたのでそちらも見たのですが、やはり目の前で人が動いているのを観るのと液晶を通して観るのって感じ方が違うなと感じました。あらすじ等々頭に入っていたということを抜きにしても違った。

やさしさに在庫はあるのか。在庫の補充は出来るのか。私としては在庫はあるが補充も出来るものと思いたいのだけど、在庫が切れるのはいつなのか、どうやって補充するのか、そこからどのくらい持つのか分からない。やさしさだけではなく人の感情に共通すると思っている。

 

  • 『クイーン・エリザベス-輝ける王冠と秘められし愛』

長野さんのやつ。初めましての日生劇場で、ロイヤルチャラ男(語弊)ことロバート・ダドリーと圧倒的女王マオザベス様(大地真央さん)に謁見してきました。公開稽古の時のヅラの長野さんに最初は違和感しかなかったけど、しばらくじっと見ていたら目が慣れた(?)。世界史全く分からんマンだったので、とりあえず観劇前にエリザベスの生涯とロバート・ダドリーの生涯をググっておきました。Google先生は何でも知っている。

「自分が何者なのか」と葛藤する彼女が、最終的に女王であることを“自ら選んだ”と述べる場面が印象に残っている。“ただのエリザベス”ではなく、誰かから頼まれたわけでもなく、自分で“クイーン・エリザベス”であることを選びとった彼女を前にして言いようもなく震えてしまった。女性がどう生きていくかが話題となる現代、「何者であるか」を選べることを考えるお話だった。

 

  • 『One Man Standing 2019』

坂本さんのやつ。前回のOMSは行けなかったし今回もFC・一般共に全滅だったけど、ありがたいことにお声掛けいただいたり当日券チャレンジ(前日電話かけるタイプ)に成功したりしたので、諦めない気持ちは大事だと思った。ネバーキブアップ、ショーマストゴーオンの精神(?)。

序盤、たぶん始まって2曲目くらいでぼろっぼろに泣いてしまった。ポイント不明の涙腺激弱おばけなので絶対泣くだろうとは思っていたんだけど、それにしたって早すぎる。

あの空間で舞台の上にいたのはシンガー・坂本昌行であって、V6アイドル・坂本昌行ではなかったのかもしれない。ご本人もそんなようなことを仰っていた。正直私はどっちでもよかった。この人を見ていたい。ただそれだけだった。ここまでもさんざん坂本さんに恋をしてきましたが、だめ押しをされた気分です。

 

  • 『キネマと恋人』

こちらも橋本淳さんが出ています。再演もので「面白いよ」とおすすめされたこともあり、日帰りで名古屋にて観劇。座席につくまで双眼鏡を忘れたことに気づかなかったり(座席は2階でした)、到着が開演ギリギリになってしまい焦るなどした。自分の荷造りの甘さ、足の遅さ、地図の読めなさを舐めてはいけないという教訓を得た。

映画に生き甲斐を見出だすハルコにうっかり自分を重ねてみる瞬間があった。ぱっとしない毎日でも、スクリーンの前に座れば全部忘れてしまう。そこに行けばすくわれる、そこにいけば笑える。たとえ終わりがあるとしても。

最終的にハルコも、彼女の妹のミチルも、梟島という現実世界から逃れることはできずにいる。「高助と共に東京に行く」というハルコの夢は叶わない。ミチルも嵐山に遊ばれて終わってしまう。エンターテインメントがどういうものであるかを突きつけられるような話だと思った。娯楽はあくまでも娯楽であり、夢は結局夢なのだ。娯楽も夢も、現実と交わらない・現実になり得ないからこそ現実を生きる力となりうるのかもしれない。それを演劇というフィールドで描いているのが、なんとも。

 

こんな感じで過ごした上半期でした。楽しかったねぇ~。

下半期はとりあえず3回ほど『カノトイハナサガモノラ』に行きます。ネタバレを踏まないように気を付けているので、タイムラインやネットニュース等々を薄目かつ高速で読み飛ばす日々がまだ続きます。

(※下書き時点では未経験でしたが、晴れて1回目を終えました。混乱しました。ぽんこつなのでいろいろ処理できないまま“20th Century”の歴史と空気をずっと見ていた気持ちです。また感想書きたい。)

それ以降もチケットがとれたらいろいろ行きたい。行くとしたらたぶん大体東京になるかとは思う。東京への新幹線の年パスが欲しいレベル。きっと人はそれを「定期券」と呼ぶ。そして下半期こそ感想をまめに書きたいね~。

おそまつさまでした。

お久しぶりです

ばたばたしているうちに年が明け、気づけば2月が終わり3月に突入してしまった。

しばらく更新できる気がしなかったのでブログを非公開にしておりました(元々頻度も月一レベルなのでそんなに見ている方もいないとは思いますが)。そろそろいいかなと再開することにしましたので、お時間のある方はまたお付き合いいただければと思います。

 

ブログの一時非公開と一緒にツイッターもちょっと覗くのを止めてみたりしたんですが、そのなかで気づいたことがひとつ。

私の情報源は大体ツイッターなんだなということ。

テレビ出演、雑誌掲載、CDやらなんやらといったものをツイッターで知ることが多かった。掌にリアルタイムで流れてくる情報はただでさえ少ない私のキャパを一気に埋めていったけど、そこを1度遮断してみると本当に何も入ってこなかった。個人的にアンテナが向いていなかった時期ということもあるかもしれないけれど、こうもぱったりなくなるものかと驚きだった。おかげで取りこぼしいっぱいある。つらい。Supernovaをテレビでやったってまじですか…そもそもバズリズムいつやってるの…私は何を観たらいいの…。

あ、でも『こだわり美学』(別名『ながのひろしのどきどきお料理実験室』)(※ギャグです)はちゃんと見ました。前回もそうだったけど今回もまたノブさん≒ツッコミ目線で見ていた。最終的にみんな楽しそうだったし嬉しそうだったし焼きいもは美味しそうだったのでだいたいオッケーです。第3弾絶対来るやつでは…??と今からそわそわしておきます。そのときはカレー作って食べながら見よう。

テレ東のさかなクンとの番組はそもそも映らない地域なので…でもレポ(?)見たらすごくかわいかったらしくて切実にテレ東チャンネルが欲しい。そしたらよじごじも見られる。欲を言えば魔レスも見たい。

 

更新してなかった間、『TOP HAT』観に行って燕尾服が似合いすぎる坂本昌行さんに恋をしたり化粧バッチリまつげバシバシの多部未華子さんにうっかり惚れたりDVD鑑賞会に参加したり舞台を見に行ってみたり引っ越ししてみたりチケット抽選に申し込んで外れまくって落胆したりしていました。鑑賞会ってその時が初めてだったんだけど私はたぶん向かない人種かもと思ったり…。人見知りだし始まると画面をひたすらガン見してしまってしゃべらなくなる。地蔵か。個人的にはめちゃめちゃ楽しかったんだけど感情の表現と共有が下手くそだよ…。こんな地蔵を参加させてもらってありがたかったです…。

 

今後の予定(誰も興味ない)としては、ありがたいことに『クイーン・エリザベス~』が1枚当たったので、有給もぎ取ってぼっちで参加します。まだ一般も申し込むつもりだし他の舞台も観に行く予定なのでここからしばらく金欠待ったなし。『羅生門』も観たかったけど予定が立たずに申し込みの時点で断念。ちなみに来月の『空ばかり見ていた』は行けるので楽しみです。

金欠とか言っておいてあれですけど鑑賞会に参加してからというもの割りと切実に歌って踊る6人が観たいのでコンサートのチケットが欲しい。ライブDVDも買い揃えたい。

金木犀が香る頃

自分の胸の内をなんと言葉にして良いのか分からないまま、今日という日がもうすぐ終わってしまいます。きっとたくさんの人からお祝いをされたことでしょう。そのたびに目尻にやわらかくしわを寄せた、あの笑顔を見せているのでしょうか。もしかしたら照れたように唇を引き結んだりするのでしょうか。

 

素敵な絵も気の利いた言葉も生み出せやしない私は、こういうときにどうすればいいか分かりません。いつも端の方でじっと他の人たちの様子を伺うばかりです。つぎはぎだらけでまだらの気持ちを見せるのもこわくて恥ずかしくて、結局お決まりの言葉を並べて終わってしまいます。それでもやはり季節がめぐり、金木犀が香り始めると「そろそろだなぁ」と考えずはいられません。私自身とは何の関係もない、だけどたぶんこれから先もまだずっと覚えているであろう1日。あなたを思う多くの人が健康としあわせを願いながら朝を迎え、昼を過ごし、夜に眠るのです。

「ありがとう」も「おめでとう」も、いつの日か直接手渡せたらと思うこともありますが、きっとそんな日は来ないでしょう。だからこうして片隅で、たどたどしい言葉を綴っています。

 

これからもどうぞ、あなたとあなたのまわりに幸福の粒が満ちた日々が続きますように。

長野博さん、46歳のお誕生日おめでとうございます。