きらきらと備忘録

感想メモとひとりごと

この頃の僕を語らせておくれよ

つまりは雑記、上半期の振り返兼リハビリブログです。タイトルは宇多田ヒカルさん『Good Night』より。

2019年も後半戦となり、三宅さんと坂本さんの誕生日が過ぎ、長かった梅雨も明け、トニセンの舞台が始まり、もう8月。上半期を振り返ってみると私は代わり映えのしない仕事を週5でして、平均して月1くらいのペースで劇場へ足を運び、その合間合間に友人と会ったり会わなかったりしていた。

何かにつけて、自分の将来について漠然とした不安を抱えながら過ごすことが多かった気がする。老後二千万円問題とかありますし、転職もぼんやり頭をよぎったりするし。わりと真面目に生涯お一人様を想定しているので、あれこれ考えはするものの最終的に頼れるものはお金と健康だ!!という結論に行き着きます。実際大事よね、どっちも。幸いにもここまで大きな怪我や病気なく過ごせているので、この調子であと80年くらいのほほんと過ごしたい。あと宝くじで7億円くらい当てたい(強欲)。

趣味については3月頭くらいまではさすがに出掛けられなかったのですが、それ以降はほいほいチケットを取っていた。ここまでに観たのは以下の通り。そんなに多くないですがせっかくなので感想もちょろっと書いてみる。お察しの通り大して中身はないです。

  • 『空ばかり見ていた』

森田さんのやつ。岩松さんの作品を見るのは初めてだったのですが、人によって合う合わないは分かれる感じなのかなぁと思った。私はというと…全く受け付けない感じでもないけどぴったり趣味に合うわけでもなかった。

最終的にみんな死んでしまったのか。どこがどう繋がっていたのか。どれが事実だったのか。最後まで観ても明確な答えは何も提示されない話だと思ったけど、同時に漠然と「こういうのが人生なのかもしれないな」という感覚もあった内容でした。自分の周りで起こったことの全て、見たもの聞いたものの全てに絶対の自信は持てないし、物事は他者から見れば全く違うように捉えられることもしばしばある。他人から見える自分も、自分から見える他人も、側面にしか過ぎないのだ。あまりに不確かな日々の中で、上を向いて、手を伸ばして、それぞれがそれぞれの信じる幸せを求めてあがいていくしかないのだろうなと思いました。

 

  • 『在庫に限りはありますが』

橋本淳さん(『君が人生の時』のトム役をされていた方)が出ていると知ったので。あと設定に興味をそそられた。かわいいわんこのトム(※個人の感想)しか知らなかったので、正直この舞台での橋本さんがめちゃめちゃ怖かった。割と引きずってた。先日テレビで放送されていたのでそちらも見たのですが、やはり目の前で人が動いているのを観るのと液晶を通して観るのって感じ方が違うなと感じました。あらすじ等々頭に入っていたということを抜きにしても違った。

やさしさに在庫はあるのか。在庫の補充は出来るのか。私としては在庫はあるが補充も出来るものと思いたいのだけど、在庫が切れるのはいつなのか、どうやって補充するのか、そこからどのくらい持つのか分からない。やさしさだけではなく人の感情に共通すると思っている。

 

  • 『クイーン・エリザベス-輝ける王冠と秘められし愛』

長野さんのやつ。初めましての日生劇場で、ロイヤルチャラ男(語弊)ことロバート・ダドリーと圧倒的女王マオザベス様(大地真央さん)に謁見してきました。公開稽古の時のヅラの長野さんに最初は違和感しかなかったけど、しばらくじっと見ていたら目が慣れた(?)。世界史全く分からんマンだったので、とりあえず観劇前にエリザベスの生涯とロバート・ダドリーの生涯をググっておきました。Google先生は何でも知っている。

「自分が何者なのか」と葛藤する彼女が、最終的に女王であることを“自ら選んだ”と述べる場面が印象に残っている。“ただのエリザベス”ではなく、誰かから頼まれたわけでもなく、自分で“クイーン・エリザベス”であることを選びとった彼女を前にして言いようもなく震えてしまった。女性がどう生きていくかが話題となる現代、「何者であるか」を選べることを考えるお話だった。

 

  • 『One Man Standing 2019』

坂本さんのやつ。前回のOMSは行けなかったし今回もFC・一般共に全滅だったけど、ありがたいことにお声掛けいただいたり当日券チャレンジ(前日電話かけるタイプ)に成功したりしたので、諦めない気持ちは大事だと思った。ネバーキブアップ、ショーマストゴーオンの精神(?)。

序盤、たぶん始まって2曲目くらいでぼろっぼろに泣いてしまった。ポイント不明の涙腺激弱おばけなので絶対泣くだろうとは思っていたんだけど、それにしたって早すぎる。

あの空間で舞台の上にいたのはシンガー・坂本昌行であって、V6アイドル・坂本昌行ではなかったのかもしれない。ご本人もそんなようなことを仰っていた。正直私はどっちでもよかった。この人を見ていたい。ただそれだけだった。ここまでもさんざん坂本さんに恋をしてきましたが、だめ押しをされた気分です。

 

  • 『キネマと恋人』

こちらも橋本淳さんが出ています。再演もので「面白いよ」とおすすめされたこともあり、日帰りで名古屋にて観劇。座席につくまで双眼鏡を忘れたことに気づかなかったり(座席は2階でした)、到着が開演ギリギリになってしまい焦るなどした。自分の荷造りの甘さ、足の遅さ、地図の読めなさを舐めてはいけないという教訓を得た。

映画に生き甲斐を見出だすハルコにうっかり自分を重ねてみる瞬間があった。ぱっとしない毎日でも、スクリーンの前に座れば全部忘れてしまう。そこに行けばすくわれる、そこにいけば笑える。たとえ終わりがあるとしても。

最終的にハルコも、彼女の妹のミチルも、梟島という現実世界から逃れることはできずにいる。「高助と共に東京に行く」というハルコの夢は叶わない。ミチルも嵐山に遊ばれて終わってしまう。エンターテインメントがどういうものであるかを突きつけられるような話だと思った。娯楽はあくまでも娯楽であり、夢は結局夢なのだ。娯楽も夢も、現実と交わらない・現実になり得ないからこそ現実を生きる力となりうるのかもしれない。それを演劇というフィールドで描いているのが、なんとも。

 

こんな感じで過ごした上半期でした。楽しかったねぇ~。

下半期はとりあえず3回ほど『カノトイハナサガモノラ』に行きます。ネタバレを踏まないように気を付けているので、タイムラインやネットニュース等々を薄目かつ高速で読み飛ばす日々がまだ続きます。

(※下書き時点では未経験でしたが、晴れて1回目を終えました。混乱しました。ぽんこつなのでいろいろ処理できないまま“20th Century”の歴史と空気をずっと見ていた気持ちです。また感想書きたい。)

それ以降もチケットがとれたらいろいろ行きたい。行くとしたらたぶん大体東京になるかとは思う。東京への新幹線の年パスが欲しいレベル。きっと人はそれを「定期券」と呼ぶ。そして下半期こそ感想をまめに書きたいね~。

おそまつさまでした。