きらきらと備忘録

感想メモとひとりごと

私が公言しない理由

先日、学生時代の友人Aの結婚式に行った。Aは嵐が好きで、披露宴でも何曲か嵐の曲が流れた。プロフィール紹介では司会の方のよく通る声で「Aさんは嵐が大好きで…」とアナウンスされたし(思わず微笑んでしまった)、私は来賓控え室に飾られた5色構成のフラワーアレンジメントを見た時点ですぐにピンと来た。同じく招待された友人もAの嵐好きを知っているので、終わったあとに「Aらしい結婚式だったね、よかったね」という話をした。

直前に某氏結婚のニュースが世を賑わせていたので私としては若干の気がかりはあったが、とりあえず大丈夫だったようだ(後日会ったときにその話題になって、「衝撃がなかったわけではないし、いや今なの!?今かよ!?!?と正直めちゃくちゃ思った」と言っていた。ちなみに彼女の担当は某氏ではない)。が、職場でもAの嵐好きは知られているらしく、報道があった日はやはりいろいろ言われたようである。

 

私がジャニーズの世界に足を突っ込んだのは社会人になってからだ。故に学生時代の友人たちは、おそらくこのことを知らない。特に率先して言うこともない。Aにも(私が嵐に興味を持ったのは彼女の存在が大きいので、Aとは嵐の話をすることも多い)特段ジャニーズにはまっている話はしていない。そしてたぶんこの先も、何かない限りはしないだろうと思う。

今回は私が「ジャニーズファン(あるいは特定のグループが好き)」であることを名乗らない理由についての話をする。

 

ジャニーズファンにもいろいろなタイプがいる。

Aのように職場や友人に自ら「ジャニオタ(あるいは○○のファン)です!」と名乗るタイプ。

職場等での公言はしないが、親しい人には伝えておくタイプ。

そして私のように、周囲に特に公言しないタイプ。

その人が生きやすいスタンスでいいと思うのでそれはそれなのだが、私が「ジャニーズファン(あるいは特定のグループが好き)」であることを名乗らない理由は大きく分けると3つある。

  • 理由1:周囲にジャニーズファンが少ない
  • 理由2:各種報道に言及されるのが面倒
  • 理由3:自分の存在に引け目を感じている

 

理由1:周囲にジャニーズファンが少ない

Aとは別に、友人Bも嵐が好きである。現在も付き合いがある中で、ジャニーズ好きであることが分かるのはこの2人しかいない。しかしAもBも「嵐が好き」なことは知っているが、その他のグループについてどう思っているのかは分からない。近い身内にも色濃いジャニーズファンは存在しなかったので、それこそワイドショーレベルはあれども必然的に話題にのぼること自体が少なかったというのが現実だ。

また、先に書いたように私がジャニーズの世界に足を突っ込んだのは社会人になってからである。職場にもジャニーズ好きを公言する人はいない(そもそも職場の人数が少ない)ので、日常生活でその話をすることは全くといっていいほどない。別に常に話をしていなければ死ぬなんてことはないのだが、やはり同じものが好きであると分かっている相手の方が話のしやすさは格段に上がる。でもたぶんしない。何故なら話が下手だから。もしかしたら同じように公言していないタイプがどこかにいるのかも、とも思ったりするが熱心に探すつもりはない。

 

理由2:各種報道に言及されるのが面倒

文字通り。それ以上でも以下でもない。Aが職場でいろいろ言われた話を聞いたし、その前にもまあいろいろあったので「自分だったら絶対嫌だ」と思った。

慶事不祥事脱退引退独立その他諸々。ジャニーズに限らないかもしれないが、芸能人有名人の各種報道についてはファンの中でも許容できる/出来ないのラインが個々にあると思う。「ファンなら何があっても全部受け止めるやろ、応援し続けるやろ」は無い、と言っても過言ではない。そういうスタンスでいるファンも確かに存在するが、そうではないファンも一定数存在していると考えている。少なくとも私は前者ではないし、それゆえにAと会ったときも、件の報道については触れない方がいいのかな~と思ってそれとなく様子を伺っていた。結果的にAからその話題を振られたので話をした形である。

世で言う“解釈違い・スタンス違い”は時に戦争を生み出す。ファン同士でも(だからこそ、かもしれない)だいぶ話題を選ぶ状況が発生する場合があるので、ファンではないいわゆる一般の人からの言及は、私にとっては銃弾飛び交う無法地帯に丸腰で放り込まれるのと同じような感覚だ。撃たれまくって疲弊しまくって最終的にとどめ刺されてゲームオーバーだ。だから何かあった日やその直後は、ワイドショーもSNSも極力見ないようにしたりする。自分の精神状態に不安があると、生活やその後の諸々に支障を来すこともあるので自衛するのである。全員が全員武装したつよいファンだと思うなよ。人の地雷はどこにあるか分からんぞ(誰)。

 

理由3:自分の存在に引け目を感じている

心理的にはこれが一番大きいかもしれないが、私の中にはいまだに「ジャニーズファン=おしゃれでかわいいキラキラ女子☆」みたいなイメージが張り付いている。言葉選ばずいうならばジャニーズは「スクールカースト上位だった人間の趣味」であって、私のような万年下位の根暗地味女が足を突っ込んでいい空間ではないとの認識が今でも意識の根底にある。おそらく遥か遠い学生時代が影響しているのだがまあそれは置いておく。

基本が自己肯定感の低い人間で、明らかに年下ばっかりとか(それこそ10代キャピキャピとか)(死語か)、素敵で綺麗でかわいい人ばかりの空間に行くと萎縮してめちゃくちゃ帰りたくなる。みんな発光している。びびる。その光はどこで調達できるんですかと聞きたくなる。夏休み時期の新大久保はきらきら若者オーラが強すぎて正直しんどかった(実話)。

当然のことだが“見た目が~”とか“カーストが~”とか、そんなことで人の趣味嗜好は制限されはしない。別に誰が何を好きでいようが、他人は大して気にも止めないだろう。ただ私は個人のネガティブな性質の面で、己の属性を名乗ることに引け目があるというだけのことなのだ。

 

以上のような理由から、私は現実世界ではこれからも積極的に「○○のオタクです!」と名乗ることはしないと思う。ブログやTwitterではその反動(?)で自己紹介のつもりで書いたりもすることがありますが、基本スタイルとしては隠密オタクです。隠密すぎて常時ぼっちなので、友達を探そうかなとも思ったりします。